自分の思い、言葉、行いを、振り返り、自分の考え方の癖や習慣を探ります。
自分を傷つける思いがあるかないか、自分を真に誠実に在るものとして大切に大事にして思っているか、隣人や他者については、傷つける思いがあるかないか、癖や、受け止め方に問題や歪みや支障が無いか、思い込みや判断を間違えてないか、早合点してないか、断罪や決めつけ、白黒思考をしてないか、自罰的他罰的思考にないか、100か、0かの極端な認知がないか、物事や人の言動の一部を持って全部と判断していないか?
また、感情はどいか、怒り、悲しみ、嬉しさ、喜び、辛さとか苦しみとか、人間の情動は自分は今どうなっているか、
何が要因で、今怒りがあるか、悲しんでるか、喜びは、辛さは、などの要因は一体、何かなどを探究し究明します。
善悪の判断はしません、
あらゆる事柄について、全て明らかにしてから善悪の判断を良心に沿ってします。
自己覚知では、ありのままの自分を誠実に自分で受け止める作業ですから、善悪の審判はしません、非審判的態度で、自己の全部を真摯に受容する事です。
受容とは受け止める意味ですから、自分にある悪い事柄も、善い事柄も含めて全部、そのまま受け止める作業です。
そして、よく観て整理していきます。
あーこれはこうだ、今の怒りは、あーこれが要因なんだとか、あー今の発言は、本当はこれを伝えたかったけど、出来なかった、とか、今嬉しいのは、あーこの事柄があったからだとか、いろんな自分の内面で巻き起こる事柄について、よく観察して受け止めてみる事です。
また、今ある自分は過去の積み重ねですから、自分の生い立ちや、生育歴を自分で書き出したり、また、家族歴を書き出したりてみて、自分の過去はどんなであったかをよく振り返りその一つ一つを誠実に受け止める事です。
中には、酷く親とか兄弟姉妹から傷つけられたり、また、逆に傷つけてしまったという事柄もあるかもしれません、いじめやパワハラとかセクシャルハラスメントなどの、
いわゆるアビューズや、逆に放置など、ネグレクトされていたり、不適切な世話や関わりがある、マルトリートメントなどです。
傷つけられた経験や傷つけてしまった事柄とか、様々な事が沢山あるかもしれません
子供虐待では、虐待している親自身の事柄にも過去の生育歴で、その親により、酷い虐待を受けていたという事実があります。
中には、脳の障害を抱えていて、感情のコントロールが出来ないで衝動的な破壊的言動をとる親に育てらた人などもいます。
精神疾患を抱えて、暴力も日常的にあり、暴言を被る、子供は恐怖どころか解離して、自分の感情を抑圧してしまう人もいます。ただ生き残るだけです、ちょっとした刺激で自分の言動で何が起こるかわからない親、すぐに怒りを撒き散らす、暴力、暴言なで、非常なストレスの下で、生き延びなければならない子供です、脳や心身にダメージが無い訳が無いのです、それを毎日毎日、子供が成長するまで、続く、18.19.20才には、虐待を受け続けた子供は、生きるのにも疲弊して、心身をボロボロにして、社会に出ていかないとならないのです、
今は、被虐待児であった大人には、なんの有益な支援もありません。
人々に覚知されていない、事実を否認されたままだからです。
当事者だけの努力では、どうにもならない事が山積し、中には自殺してしまう人もいます。また、児童養護施設に入所して、18から20さいくらいには施設を出ていきますが、周囲の無理解などから仕事も継続しないで、しかも、悪い人とか役だだ無い人とか言われて、また、強い人々からいいように利用され乱用されて心身をボロボロにされて最後はホームレスになって死んでいたという人もいます。
これは、全部、人が人を純粋に愛して慈しまないからです。人が人を傷つけ排斥して、乱用するからです。
人が人を大事に大切に思いやりをもたないからです。
自己中心で個人主義だからです、
経済的合理主義を大切にして、人を大事にしないからです、
隣人を真に真心をもって世話しようとしないからです。
様々な傷を抱えて、自分の努力で、その傷や支障を乗り越えてきた人は、その力や能力を自分で養い育みながら生きてこれた訳です。
ただし、誰かの支援はなんらかあったから、今存在できていると思います。
そういう事からも、自己覚知は、自分にある有益な物事や能力などについても、調べよく観てそのままを受け止めます。
自分に内在している有効な能力とか才能とか知識とか、様々なタレントについて、自分の中の財産や宝についてです。
あー自分にはこんな能力があるんだなあとか才能があるんだなあとか、
いろんな自分の事柄について、よく自分で観察して受け止めるとい作業です。
静かに思い巡らし自分についてイメージして一つ一つの事柄を誠実に冷静に受け止めるとい作業です、これを毎日でも、時々でも、実践すると、自己鍛錬の一つでもありますから、他者と誠実に向き合う事にも有効に活用出来ます。
ソーシャルワーカーの奥田力
(社会福祉士、精神保健福祉士)
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