矢口さんからアダルトチルドレンという言葉が出るとは思いませんでした。
アダルトチルドレンは、未熟な大人子供という意味ではありません、元々はアルコール依存症者の家族のいる元で幼少期を過ごして成長し大人になった人という意味です。今は、機能不全家族、家庭で幼少期を過ごして成長した大人という意味に概念は拡大しています。決して精神科の病名などではありません。
自分を自分でスティグマする、レッテルする言葉、自己認識の言葉です。
機能不全家族とは、親が親本来の役割、機能を十分に果たさなかった、果たせなかった家族のことだし、子供は、いくつかの役割を背負わされて、子供らしさを喪失して、または剥奪されて育ってきていて、大人になってから、何か充足されていない、生き辛さを抱えている人がアダルトチルドレンといいます。
アメリカのソーシャルワーカーのクラウディア・ブラックさんが提唱し、日本では、精神科医の、斎藤学先生が紹介してくれました。
斎藤先生は隣の都立精神医学総合研究所にいた先生で、アルコール依存の研究から、嗜癖、トラウマや虐待と研究対象をシフトしていき、自分は、薬物依存症を抱えた患者さんの支援のスーパーバイズを受けたりしていました。
一時期、アダルトチルドレンは流行し過ぎて、診断や血液型みないな流行りがあり、それに斎藤先生の講演行くと、拝みだす人まで現れて、斉藤教みたくなって、先生はすぐに気づいて、かなりいい加減な人物に成り、人物依存を回避しました。アディクションからの回復を支援する人が、アディクションを引き起こしたらまずいからです、
人間に依存する共依存というのもありますから、それは直ぐ回避して、トラウマサバイバーユニオンなるグループをトラウマを抱えた当事者で結成し、自助グループ、当事者グループを作る事の支援にまわり、斎藤先生は、メインから外れました。
それで正解で、あやうくカルトになるところだったのです。
専門家は支援で、中心に成るは、当事者の回復を阻害してしまうからです。
カルトは機能不全家族、家庭と同じですから、教祖にならないように、斎藤学先生は、うまくすかして、今も麻布でクリニックを開催しています。
学と書いて、サトルとヨミます。
興味ある方は検索してみて下さい。
ソーシャルワーカー奥田力
(社会福祉士、精神保健福祉士)
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