武道というのは、人としての優しさを磨くものですよと、私が出会った武道の先生からは、みな、それをはっきり言われました。
稽古で鍛錬して、誠に心身が強くなれば、もはや争う必要が無いし、むしろ他者に優しくなれると考える、と、それが武道ですと。
本当に、強い人は誰に対しても優しいです。
寛容さと寛大さがあります。仁慈と慈愛を持って生きて実践されています。
武道とか武士道の武は、戈(ほこ)を止める
と、いう解釈もあります。
つまり武道の稽古は、互いを尊重して共に協力して互いに高め合う関係を構築してくれるものです、相手は憎っくき打つべき敵では無くて、自身を磨いてくれる大切なパートナーでもあります。
稽古で心身を鍛え磨くことで、本当の強さを身につけ、人と不当に争わないし、自分の力を乱用しない、または、自分にある力や能力を適切に使うべき時に放置しないで人としての仁慈、仁愛を持って、一人一人を大切に大事にできる人を養うものです。
武道の本随は、平安安寧と仁愛仁慈です。
不当に傷つけ侵害してくる相手がいるならば、時には、決死の覚悟で戦闘も必要になるかもしれません。
その為には、自分の心身を充分に鍛錬して備えいる方が賢明ではあります。
日本は、平和とはいいますが、次第に、
人を見境なく傷つけ侵害しても平気だという人も増えてきています。
世界的には各地が今分裂衝突テロなど発生しています。
実際、日本国内でも、その傾向は強くなる一方です。
子供さんから高齢者まで、実際は、自分の身は自分で守る術を会得している方が賢明です、何か事が起きて巻き込まれてからでは遅いし後手だろうとおもいます。
日常生活でも、セルフケアやセルフヘルプやセルフディフェンスを意識してみたらより楽しい人生や生活を送れるとおもいます。
ソーシャルワーカー奥田力(社会福祉士、精神保健福祉士)
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