秋田県には、大山倍達総裁の創始した極真会館の日本でのはじめての支部として、本荘市に真壁先生が創設されたという事です。そして、当時の若者達が集い極真空手の稽古に勤しみ自己鍛錬されて来たそうです。その伝統のある秋田に根付いた極真空手を引き継いで行こうと熊岡先生は熱意を秘めて湯沢で道場を開設しました。いろいろ紆余曲折があったようですが、極真空手は確かに日本の武道として価値があり、日本ならず世界に道場が開設されています。秋田にも、本荘市の本部で学ばれ稽古、鍛錬された先生方が、各地で、道場を開設されて、それぞれに活躍されています。
これは、非常に価値ある事です。秋田の人々にとっても価値ある事で、沢山の人々が知り、その価値を認める必要があるだろうと自分は以前から思っていました。
武道は、伝統を重んじるばかりではありません、その時々にある諸氏が、自主的に創意工夫して、新しく各流派を形成し、武道の精神を探究し探し求めて、研鑽を積んで来ているものです。
日本の武術家、武道家の先輩諸氏は、その時々に、真心を持って、臨機応変に、応対して、日本の武道を守り志のある門弟に伝授してきました。
技は心と体で、伝えるものです。
空手の技は、他者を傷つけ侵害し、人殺しもできます。
また、自分や他者を不当な攻撃や侵害、不当に人を傷つける行為から守護し正当に防衛対抗する事にも使えます。
技術も、知識も、心、つまり哲学がなければ、如何様にもできます。
自分を、どこまでも律して謙遜に、克己利他の精神を持って何事にも臨んでいく事が人としては理想です。
日本の武道は特にその価値を大変に重んじます。
秋田は、そういう意味では、各所、随所に、武道の道場が開設されて、立派な人を、養い育てる素地が以前からある処です。
これは、大変に価値のある事柄です、
自己の存在価値を驕る事なく、謙遜に誠実に受け止めて、より善い物事をさらに生み出していこうという心意気をより力強く持って、一歩一歩前進する事は大変に価値ある実践だと思います。
秋田には、いろいろ善いもの良いもの、いいものが沢山あります。
自分は秋田が日本でも、世界の中でも、非常に素晴らしい価値ある処と成る事を期待しています。
その為には、秋田に住んでいる人々が、秋田にあるいいものに価値を見出していき、大切に大事にしようと第一に誠実に受け止めていく事を実践する必要があるだろうと思います。
ソーシャルワーカーの奥田力
(社会福祉士、精神保健福祉士)
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