日本の武道は、全てに共通する精神は、人を人として、誠実に尊重し受け止めようとする精神を養い育成していく実践そのものです。
技は二の次です。
心が第一義です。
人にはすでに良心が備わっています。善悪を判断する知識の事です。
武道はマーシャルアーツといいます。
技は、心を養い使うものです。
技を専攻させて、心を養わないならば、体には善いものが身に付きません。
自分の力と技に依存し、乱用し、人心を傷つける人物に成る可能性もあるからです、
何の為に武道を習うかを教わり謙遜に学んでいく必要があります。
スタイルやパフォーマンスではありません、
日本の古来の武道は、幼少期から心を丁寧に養う事からはじめました。
技は心が形成されてから、一つ一つ会得して行きました。
そして、立派な大人として、克己利他をよりよく実践する人物を養成して行きました。
これが、本当の武道です。
武道のはじめは、自分自身を鑑みることから修養がはじまります。
いくつもある手本書、指南書の中でも善い手本は世阿弥の『風姿花伝』や『花鏡』などあります。
より善くという意向をもって、自分の養い得た力や技や能力や知識を、利他の精神で、他者に供し人々の福祉の向上を目指す事です。
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