他人事では無く、自分にも関係する問題として、みな一人一人が否認や断罪や忌み嫌わないで、考えてみる事を勧めます。
薬物依存を抱える田代さんが再逮捕されましたが、刑務所に入っても、依存症は回復しません。
自分から回復したいと強く望まない限りは回復しません、何かしてやろうなんて野心を抱いているなら、その野心に負けて、スリップして、ご覧の通りです、
一日一日自分の弱さを謙遜に受け止めて、しらふの生活を継続し、誠実に生きるしか回復の方法はありません。
そのシラフで生きる事に喜ぶ事です。
ただ今の自分のありのままの存在に喜ぶ事です。
依存症は脳の機能障害です、脳は心にも影響しますから、脳の器質的な変化は、いわゆるトラウマとして心の病として表出されてきます。
田代さんは幼少期にストレスを抱えていたそうです、家族の問題です。非常にトラウマを抱えています、その苦しみを緩和する為に覚醒剤を使用するのですが、だんだんと耐性がつき、どんどん使用量か増えて、最後は、オーバードーズで死亡します、または、覚醒剤精神病など精神病状態に成り生活にも沢山の支障を抱える人もいます、
依存症は、自分自身を真に大切に大事にしたくても自分だけの力では自分を大切に大事に出来ない病気です。
適切な支援が必要です。
そして、自分をより大事に大切によりよく心身を世話して行こうという強烈な望みが回復には必要なのです。
謙遜になり、適切な支援者に、回復の為に必要な協力を求める事も必要です。
依存症で亡くなってしまう人は、他者に誠実に支援を求めません、全部自分でやろうとして、何度も失敗して、自分で問題を抱えて、死んでしまいます。
依存症のきっかけは様々です。
肝心なのは、自己を真に大切に大事に思い滋養的な世話を自分で十分にするかどうかです。
幼少期に、なんらかのマルトリートメントを経験している人は、依存症に成るリスクもかなり高く成ります。
脳にも相当なダメージがあるからです。
心は脳と密接に連関していますから、ダメージを受けた脳はトラウマの要因です。
トラウマのある方は、生物学的にも、適切な世話、ケア、対処が必要なのです。
心理学や社会的な環境調整のアプローチだけでは無くて、生物学的なアプローチをも必要です。
故に、幼少期の滋養的な環境は非常に大切で大事です、アビューズやネグレクト、マルトリートメント、面前DVや、怒鳴り声とか、いじめや、蔑みとか、厳しい体罰のあるしつけなで、全部、子供の脳の発達に酷いダメージを与えてしまいます。
よりよくを目指して、適切な対応が必要なのです。
子供虐待やいじめによる被害を受けた子供は、将来的に、なんらかの精神疾患や依存症などを抱える確率が、とても高くなる事は既に医科学の研究で証明されています。
ソーシャルワーカー奥田力
(社会福祉士、精神保健福祉士)
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