子供虐待

随分と昔から子供の人権侵害はありました。
今は、子供虐待とか、児童虐待といわれています。
大人が子供をアビューズしたり、ネグレクトしたり、いわゆるマルトリートメントです。
不適切な世話と訳したりしますが、大人が子供を不当に傷つけ侵害し悲しませ苦しませる事です、それは、子供の身体、脳、心、霊魂全部にです。霊魂とは、霊的な事柄です。幽霊とかオカルトやスピリチュアルな事象などの事柄ではありません。何に喜ぶかという話です。
喜びというのは目に見えない物事だからです。それは極めて霊的な事柄です。
最近では日本でも末期がんの方の終末期ケアで、霊的な痛みに対する適切なケアが実施されてきています。
霊的痛みとは、死の恐怖や、自分を卑下したり、人生を後悔したり、自分の人生を恨んだり憎しんだり、生まれてこなければよかったとか、どうして自分だけガンに成り苦しまなければならないかなどの霊的な苦痛の事柄です。
人は、物理的な部分と精神、心理、霊的な部分があります、肉体、筋骨、各種の内蔵、血液、脳、感覚や運動機能などの神経系、感情や気分などの精神運動、認知や思考などの心理的働き、そして自己の存在意義や喜びなどの霊的な事柄の統合体です。

なんらかの不適切な不当な圧力や侵害などがあれば、必ず人心は不調和になり、支障抱え、最後には、死滅してしまいます。

子供虐待は、親や養育者や大人が、子供に不当な不適切な世話や関わりを持ち、子供を傷つけ侵害してしまう事柄です。

そうなると、子供は、肉体のみならず、脳と心にもまた霊的にも傷を抱えて、大人になる頃には、精神疾患を抱えてしまう可能性が非常に高くなります、
最近のイギリスのバーミンガム大学の研究結果では、子供虐待の無かった子供と、子供虐待にあった子供を比較したら、いわゆる彼虐待児が、精神疾患に罹患する率は4倍になるという結果だったという事です。

私は、東京都立の都立松沢病院や都立府中病院で、ソーシャルワーカーとして勤務していましたが、関わっていた、患者さんの多くは、家族との関係に多くの支障を抱えて、中には、親や周囲の大人からのマルトリートメントを受けて、すこぶる傷つけられて心身を侵害されて生き残って来た人々もいました。

幼少期に適切な支援得られなかった人々です。

そして、大人して振る舞わないとならないので、生きていくのには、沢山の支障を抱えていて、自分から助けてほしいと言えない人が、心身の病を背負って、その為に、自傷他害の状態に陥る人もいました。

そのようないわゆる精神疾患とか精神障害を、抱えている人々への治療や適切なケアや世話は、いろいろ人の支援が必要です。

自分は、社会福祉士で、精神保健福祉士でもありますから、

子供虐待の予防や啓発にも参与しています。
もちろん。長年、被虐待児童や幼少期にいじめや虐待により心身に支障を抱えている大人の人々への支援にも、長年関わってきています、
機能不全家族の支援やトラウマを抱えて多くの支障を心身に抱えてる方への個別の支援です。

環境遺伝や、実際に、虐待を、被った子供の遺伝子も傷がついている事柄も、専門の研究で明らかになっています。

また、何度も、強調しますが、マルトリートメントによる子供の脳へのダメージは、大変なものです。

なかなか脳の傷の回復には長期間かかります、ある程度の障害の状態として対応し支援も必要です。

中には薬物依存やアルコール依存や性的な依存を抱えたり、自滅、自己破壊的行為に陥ってしまう人もいます。

自分にある辛さを無くすか、緩和する為に薬物などを使用します、今は、市販の風邪薬などにもアディクトしますし、スマホのゲームに耽溺してしまう人もいます。

いろいろアディクションの問題も抱えたりして、自分を余計に傷つけ侵害してしまったりします、依存症は自分の意志でやめられない病気です。専門の治療や支援が必要です。

子供虐待は、その子に大変な支障を抱えさてしまう、行為です。

ゆえに、

子供は親や大人の所有物ではありませんから、大人も子供も互いに、一人の唯一無二な存在で、それそれが、貴重で大切で大事な存在ですから、

大人も子供も互いに尊重し、互い協働して、育み養い合うという関係が肝心で肝要だと思います。

幼少期に、虐待やいじめなどを被っていた人は、精神疾患に罹るリスクが高いです。

自分を適切に世話する方法をいくつも用意しておくのは賢明な事柄です、

極真空手は、その一つになります。

周囲のからの不当な侵害や傷つけてくる言動や行為などから自分で自分を守り適切な応対をする事の基本を学べるからです。

不当な暴力や言動に対して、きちんと対応する基本的な心・技・体を実践的に学ぶ事ができます、

適切なセルフケアやセルフディフェンスは、人が生きていくにはとても大切で重要な事柄です。

日本の武道は、それらのニーズに充分に答えてくれます、特に、極真空手は、フルコンタクトで、相手に直接打撃をしますから、他者との適切な間合いを実践的に学ぶ事ができます。

礼も、互いに貴重な大切な大事な存在として尊重する事です。

それには、自分という存在をよく思い巡らし、自分をマルトリートメントしないで、適切な世話をする必要があります、日々の生活の中から組み立てていくものですから、時間はかかります。

しかし、自分を放置したり、傷つけ侵害している事から、自分を適切に滋養的にケアできるようなセルフケアをよく学んでおく事が大切です。

アビューズやネグレクトなどのマルトリートメントは、人を傷つけ侵害してしまいます。
無用な悲しみや苦しみを生み出す元です。

自分の日頃の思い、言葉、行いを思い巡らし、自分が何に喜びを得ているのか、潜心して黙想してみるとメリットがあります。


文責
ソーシャルワーカーの奥田力
(社会福祉士、精神保健福祉士)



これは「私」のサイトです。(国際空手道連盟極真会館 秋田県本部安斎派 阿崎道場の旧サイトです。公式サイトは記事にリンク先を掲載しております。そちらから公式ホームページをご覧下さい。)

ソーシャルワーカーズの 代表のソーシャルワーカーの奥田力の個人サイトです。 長男が熊岡先生の極真空手の道場に通い始めたのが2010年9月からです。自分も一緒に付き添い、阿崎先生の勧めもあり、自分も健康コースに入門して、2019年8月に審査を受けて10級に昇級できました。自分は2003年頃から全身痛があり、線維筋痛症と確定診断されて、痛みやハンディを抱えながらも、今日一日を喜び生活しています。